新月・満月の日にエッセイをお届けします
2015年11月12日新月
今日は新月ですね。
新月の過ごし方として、心身にとってどんな作用があるのか、おすすめなことなどを今まで色々紹介してきましたが、今日はバタバタな一日なので、時間をかけてケアすることは難しそう。。
せめて、寝る前の自分と向き合える一人時間には、好きな香りのアロマを湯船と寝具に垂らして、ゆっくりめのお風呂&質のいい睡眠だけは確保しよう♪
と思っています。
それともう一つ、時間やお金を費やさなくても、どこにいても、豊かになれる方法がある。
それは、心で感じること。
特別なケアはできなかったけど、移動中などにプチ瞑想をして、シンプルに、今日までの自分に影響を与えてくれている『人』について想うことができる一日でした。
新月は精神的にも安定し、頭の回転も良くなるので、新たな目標を立てたり、願い事を書き留めると叶いやすいと言われます。
私は毎月そのことをしながら、同時に心の支えになってくれている、周りの一人一人のことを、想う時間をもつようにしています。
友人や家族や人生の先輩方…
今日は今までで一番、色々な人の顔が鮮明に浮かんできて、心から感謝できる日となりました。
そして、今日は20年前に他界した祖父、一(はじめ)さんの本命日。
子どもの名前の一字にも、はじめさんの名前をいただいたくらい、大好き。
幼少期に祖父母と暮らしていた時期もあるので、二人から受けた影響はとても大きく、人として大切なことを沢山学んだと思う。
その中の一つに、どんな時でもすべての人やことに、“心から感謝する気持ち”でいること。
この考え方は、ヨガの教えに通づるものもあり、母親になってからはさらに有難さを感じ、今では私と子どもの両方の心の土台をつくってくれていると思います。
そんなことを思い浮かべていたら、ここ数ヶ月大変なことが重なって、磨り減っていた心の傷の痛みが和らいで、スーッとほぐれていく感覚や、緊張がほどけて肩の荷がストンと下りるような不思議な感じに。。
なんでだろう…
「前向きにがんばろう!」
って気張らなくても、リラックスした状態でそう思える。
一言で言うと、久しぶりに『視野が広がった』感覚をもてました。
さらに、最近感じていた「今年もあと二ヶ月を切ってしまった!!」
という漠然とした焦りからも、本当の意味で解放されて、年頭に掲げたテーマを自然と思い出すことができ、初心に戻れました。
第6回に書いたように、2015年のテーマは【気づき・ギフト】の二つ。
そのうち、今日は『気づき』について。
これをテーマにあげるにあたっては、2014年12月に「魂が喜ぶって、こういうことなんだ!」
という衝撃的な、私にとって大きな出会いがあったから。
それは、香港のみならずアジアで不動の人気No.1のヨガマスターの座を確立し、若き天才ヨガマスターと言われる、マスタースダカー氏と通訳のまどかさん。
このことを書くのは、本当はもっと、ワナカムヨガや彼の元で学べる時間をちゃんともてて、自分の成長が周りから気づいてもらえるくらいになってから報告しよう!
と思っていたのですが、そういう小さな拘りは捨てて、未完全なままでも、もっと感じていることを素直に書き留めておこう、と今日は不思議と思えた。
ヨガは単なる健康体操やストレッチに終わるものではなく、心と身体でにおいて、様々な「気づき」に出会える。
それまでも、そう理解しているつもりだったけど、、
アサナ(ヨガのポーズ)をすることで生じる痛みについて、
マスターは、
「痛みは痛みではない」
「痛みは気づきなのだ」
というようなことを示しくれて、彼のヨガを通じて、うわべではなく、心と身体がもっと深いところで素直に感じた瞬間だった。
ヨガの本当の素晴らしさって、こういうことなんだ!
の連続だった。
とにかく新鮮で、心の底から震えるくらい楽しい!
ヨガとの出会いから約11年、
大叔父の沖正弘氏、龍村修先生と佐藤松義先生に続いて、私のヨガ人生に大きく影響を与えてもらえた出会い。
これから、もっともっと大切にしたい。
そして、この出会いのきっかけをくれた遠ちゃん、本当にありがとう!
ここには書ききれないけど、心が再び前を向く瞬間がくる時というのは、他にも多くの人の思いやりの言動の一つ一つの点が沢山集まって、長い線となりいずれ輪となって、私を優しく包み込んでくれるからだと思う。
こんなに沢山の人達の存在に、日々支えてもらえているんだ…
と改めて感じることができ、疲れていた心が確実に回復しつつあることを身を持って感じる日となりました。
先週立冬を迎え、暦の上では冬がスタートしましたね!
寒さはこれから、まずは心を温かく健康に保つことで、風邪やインフルエンザにも負けない、強くしなやかな内側からの健康体をキープしましょう(*´╰╯`๓)♬
次回は2015年11月26日(満月の日)を予定しています。