新月・満月の日にエッセイをお届けします
2015年11月26日満月
いちょう並木がきれいな時期になりましたね。
急に気温が下がりましたが、体調など崩されていませんか?
私は三連休に一年越しの想いを実現し、再会したかったお二人の元で、贅沢なヨガの旅ができ、元気と勇気をチャージしました!!
前回ご紹介した、マスター・スダカー先生(以下、マスター)と、アシスタント兼通訳の中嶋円さんとは、約一年ぶりの再会!
マスターは11歳でヨガを始め、15歳から指導歴はすでに20年以上。
世界各国で絶大な支持を集め、アジアで不動の人気No.1のヨガマスターの座を確立しています。
まどかさんは、日本人で初めて、南インドで 開催される国際ヨガコンペティションに過去3度出場し、いずれもゴールドメダルを受賞されています。
マスターから学んだことは、書ききれないほどあるけれど、私のボキャブラリーの少ない言葉で書き連ねても、どれも薄っぺらくなってしまいそうで、、
ただ一つ言えることは、直接指導を受けた人にしか、「マスターの言う本物のヨガの素晴らしさ、真実の部分は伝わらないのでは…」と思うぐらい奥深い教えがあります。
それでも、私なりに身を以て学んできたことを、レッスンやこの場で微力ながら伝えさせてもらうのが、今の私にできる大切なことだと思っています。
マスターからの沢山の教えの中から、今回はまず二つのこと。
一つ目は、満月の作用としてもタイミングのよい、『手放す』ということについて。
過去の思考や経験が、新しい一歩を出したい時に、無意識にストップをかけたり、心身にどれだけのストレスや負荷をかけているのか、、。
結果、自分が自分自身を苦しめてしまう、ということについても、深く学ぶことになりました。
“今の自分をどう手放すのか”
この方法を知らない限りは、新しい自分と出会うことはない。
過去の思考のままでは、未来を切り開くのには限界があったことに、頭ではなく、アサナ(ポーズ)を通じても気づかされる瞬間があったのも新鮮でした。
マスターは、事実を正しく理解し、体得できるように、あらゆる方法で示し伝えてくれます。
そもそも、
正しいとは?
本物のヨガとは?
一つひとつを、どういうことなのか…
個々の人生に投影して、自問自答することから始まります。
だからこそ、マスターのヨガは、再受講者が絶えず、繰り返し学ぶことで、自分の人生をも左右する気づきや、本当の自分に出会えることから、多くの人に愛されているのだと思います。
私自身、日常に戻っても、言葉では表せられない、何とも言えない感動が増しています。
そして、今日伝えたい大切なことの二つ目。
『マットの上の1時間のヨガの練習が、残りの23時間の生活で活かされていなければ、それは、ヨガをしているとは言えない。』
マスターが強く訴えていることの一つです。
これが実践できていないにも関わらず、ヨガをしている、という錯覚に陥ってしまっている人が実に多いか、ということ。
マスターは、フィットネスの延長として、ブームからビジネス化してしまい、本物のヨガからはすっかり形を変えてしまった、先進国のヨガのあり方を懸念しています。
正しい知識をもてず、ヨガの真似事で終わってしまう環境や指導者が、ここ日本でも溢れてしまっているという悲しい現実に、堂々と向き合う姿勢にも心から尊敬します。
怪我のない安全なヨガ、本物の古典ヨガの素晴らしさ、“インドの叡智”を伝達することを使命として、私たちに愛のある学びの場を与え続けてくれています。
心の痛むニュースの絶えない現代社会を考えた時、本物の指導者は、ヨガの教えの上だけでなく、世界で貴重な存在だと痛感します。
私の大叔父 沖正弘先生は、ガンジーとの生活からヒントを得て、インドから日本にこういった純粋なヨガを広めたことでも、“日本ヨガの父”と称されるようになったようです。
約11年前にヨガに出会えてからの、私のヨガ人生の中で、[沖正弘先生、龍村修先生、佐藤松義先生]に続き、本物と思えるヨガ、師と出会えたことは、他の何ものにも変えがたい喜びであり、これからの私の人生をも、大きく変えていくことになる!と私は確信しました。
沖先生をはじめ、本物のヨガを学び、それを伝えることを使命としている人からの教えには、通ずるものが多く、だからこそマスターからも学びたいと本能的に強く思いました。
日本には、私が体験できていないだけで、他にも素晴らしい本物と言える先生がいるとは思います。
ただ、沖先生の遺してくれた多くの書籍や、龍村先生の本物のヨガを、こんなにも近くで学べるチャンスに恵まれていながらも、今まで私自身がそれを十分に吸収することができずにきたことを、ただただ反省をし、それらの報いを、どのような形で返していったらいいのか、それだけを考えています。
今回ハタヨガティーチャートレーニングの修了証をいただきましたが、これは紙切れでしかないとマスターは言います。
まさにその通り。
これからが、本当の意味で新たな始まりで、その一歩をやっと踏み出せました!!
書きたいことがいっぱいなので、この続きは次回の満月の時にします。
最後に、今日は二つお知らせがあります。
一つ目は、日頃から尊敬してやまないヨガ歴47年の龍村修先生が、昨日11/25発売の『クロワッサン』に登場されています!
チェックしてみてください(*^^*)
二つ目は、来月12/11(金)11:45~13:45
今年最後の新月の日に、スタジオ【ヨガプラス@三軒茶屋店】さんで、ワークショップを開催します。
スタジオ会員さんでなくても、単発で気軽に参加できるので、ぜひ一年の締めくくりに、自分の為だけに使う時間や、自分と向き合うことで生まれる幸せを味わいにきてください♪
*ヨガプラス公式ホームページ https://www.yoga-plus.jp/flow/
次回は2015年12月11日(新月の日)を予定しています。